A clinical comparison of the efficacy and efficiency of two professional prophylaxis procedures in orthodontic patients

L Ramaglia L Sbordone RN Ciaglia A Barone R Martina

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以下の和文要訳はオリジナル文献を忠実に注訳した内容であり、オリジナル文献との内容の相違があった際にはオリジナルの文献を優先し、本注訳は無効とします。

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目的:
プラークとステインのレベルが異なる歯科矯正患者において、エアーポリッシングとラバーカップ両者の専門的な歯面清掃手順の有効性および効率を比較検討する。

材料と方法:
・20個未満のブラケットあるいはバンドを装着した60人の患者を2つのグループに分けた:

  • グループ1‐クロルヘキシジン含有の洗口剤を未使用な40人の患者
  • グループ2‐定期的にクロルヘキシジン溶液で洗口し、歯面ステイン量が増加している22人の患者

・スプリットマウスの実験設計を、両方の試験群の各被験者について実施した
・頬側および舌側の表面を、EMS(スイス、ニヨン)のエアーポリッシング装置エアフロー S1を用い、もう一方の半分をラバーカップおよび研磨ペーストを用いて無作為に清掃した。
・同一検査官が歯面清掃前後のプラークインデックスと歯の染色を、すべてのプラークとステインを除去するのに要した治療時間とともに評価した。

結果:
・テストグループ1

  • エアーポリッシングおよびラバーカップ研磨ペースト後、プラークインデックス値の有意な低下が観察された。
  • プラーク除去には、ラバーカップ研磨ペーストよりエアーポリッシングがより効果的であると、2つの手順間に統計的に有意な差が見られた。

・テストグループ2

  • 両方の手順でベースラインPI値が大幅に低下した。
  • プラーク除去には、ラバーカップ研磨ペーストよりエアーポリッシングがより効果的であると、2つの手順間に統計的に有意な差が見られた。

・エアーポリッシングによって歯科矯正装置は損傷を受けなかったが、ラバーカップ研磨ペーストは歯科矯正ワイヤーおよびブラケットに若干の損傷を与えた。
・プラークやステインを除去する所要時間は、エアーポリッシングがラバーカップ研磨ペーストに比べて、大幅に短かった。

結論:

エアーポリッシングは、歯列矯正ブラケットまたはバンドの周りのステインおよびバイオフィルム除去に関し、最も時間効率に優れ、かつ効果的であることが証明された.