Comparison of two different techniques used for the maintenance of peri-implant soft tissue health: a pilot randomized clinical trial.
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和文参考タイトル:インプラント周囲軟組織の健康保全のための2つの異なる手法を比較:予備的無作為化の臨床試験
エビデンスメール Vol. 31 (2018年8月)
背景:
インプラント周囲疾患の主たる病因は、バイオフィルムの蓄積である。インプラント周囲の炎症の評価には、プロービング(BoP評価)および毎年のレントゲン写真撮影による定期的な監視を通じた早期発見が必須である。 進行したインプラント周囲疾患には、高レベルのサイトカインIL-8、TNFaおよびIL-6が観察されてきた。 別の研究では、インプラント周囲粘膜炎症例においてIL-6レベルが健康なインプラント部位と比較して有意に高くなることが示されている。 手用器具、超音波およびエアーポリッシング機器の使用を含む様々な治療様式が文献で証明されてきた。インプラント周囲炎の早期検出および治療は、長期的な予後全般を根本的に改善することができる。
目的:
この予備的な研究は、2つの異なるデブライドメント手法の有効性を、インプラント周囲軟組織の健康維持および改善のために比較し、炎症性の変化と12ヶ月にわたる臨床的な指数の変化との関連を調べることを目的とする。
材料と方法:
- 18名の患者が研究に加わった
- 試験群:9名の患者、15本のインプラントを低摩耗性のエアーポリッシングパウダーを用いて無作為に治療を行った – 推奨に従い、ペリオパウダー、ペリオフローノズルを用い、EMS社のAIRFLOW Master Piezonで治療した。
-対照群:9名の患者、10本のインプラントをTitan社(Buffalo、NY)のチタン製キュレットで治療した
- デブライドメントは、プラークが検出されなくなるまで行われた。
-試験群および対照群患者の天然歯は、超音波装置(スイスEMS社製Master Piezon)を用いて清掃した。
-インプラントの上部構造と現存歯の研磨は、Nuproプロフィーペースト(Dentsply社)を用いて行われた。
-IL-6、IL-8、IL-1b、TNF、IL-10およびIL-12の6つのインターロイキンを評価した。
- BoPおよびプラークスコアは、ベースライン、3ヵ月、6ヵ月および12ヶ月で評価された。
- この研究では快適性は評価されなかった。
結果:
- どちらの手法においても、BoPの有意な減少をもたらし、両者間に統計的な差異はなかった。
- インプラント周囲のBoPは、プラークスコア全般の減少に伴い、減少した。
- 調査された全てのインターロイキンのうち、IL-6のみがBoPとの相関関係を示した。
- プロービング深さが深いほど、BoPスコアが高かった。
結論:
- インプラント周囲の健康状態を12ヶ月以上維持することは、インプラント周囲の炎症を減少させることに役立つ。
-両方の治療法は、インプラント周囲の炎症を減少させるのにどちらも有効であった。