Clinical outcomes following subgingival application of a novel erythritol powder by means of air polishing in supportive periodontal therapy: a randomized, controlled clinical study.

Hägi TT, Hofmänner P, Salvi GE, Ramseier CA, Sculean A.

エビデンスメール配信 Vol.19 (2017年09月-2)
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和文要訳はオリジナル文献を忠実に注訳した内容であり、オリジナルの文献との内容の相違がある際にはオリジナルの文献を優先し、本注訳は無効とします。

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目的:
SPT時に歯肉縁下での処置でエリトリトールパウダーを用いたエアーポリッシングと、スケーリング/ルートプレーニングにおける臨床的な結果を比較する事。

材料と方法:

  • 40名の患者を無作為に2グループに分けた:エリトリトールエアーポリッシング群(以下EPAP)、:スケーリングルートプレーニング群 (以下SRP)。
  • 全口腔内と、部位特異的なPI、BOP、PPDとCALを初期処置前(ベースライン)と、処置後3ヵ月に記録した。
  • 患者快適度はVAS法を用いて評価した。
  • 各部位における必要処置時間を評価した。

結果:

  • 3ヶ月後、BOPにおいては両グループとも統計的な有意差は認められなかった。
  • PPDとCALにおいては、両グループともわずかな改善が診られた。
  • 患者の受容度は、SRPと比較しEPAPの方に統計的に顕著な有意差が観られた。
  • 必要処置時間:EPAPは5秒、SRPは平均85秒。

結論:
エアーポリッシングに新しいエリトリトールパウダーの使用は、SPT時における残存歯周ポケットに繰り返しのインスツルメンテーション処置としての可能性が考察された。